普段の作業は基本的にMacを使っている私ですが、ちょっと動きが悪くなり始めたので再起動しようと思ったのが今週の月曜日の朝のことでした。
そして再起動をしたのですが、一向に起動しない。グレーの画面でHDDを読み込んでいるプログレスバーが途中で止まったまま。
いったん強制終了し、ディスクユーティリティを起動(Option+Rを起動時に押して立ち上げるんですよ念のため)、ディスクのチェックをすると、ファイル階層に問題あり、というエラーが出ていて、しかも修復ができない、という状況。
とうとうHDDが逝ってしまわれたか、と考えたのですが、あらかじめHDDの状態を確認できるツールを入れていて、HDD自体に問題があったとは考えにくい状態ではありました。
そして、幸運なことに(というか当たり前なんだと思うんですが)バックアップはTime Capsule経由で毎日取っていたので、念のため新しくHDDを買い、最新のバックアップからの復元を行うことになりました。ですが、結構手間取って、しかも現段階ではまだ復元ができていないので、復元が完了するまでは久しぶりにWindowsマシン(Windows 10 on Surface Pro2)を使って作業をしています。
我が家には、OSXのメディアはSnow Leopard(10.6)しかありません。それ以降のOSはすべてMac App Storeから購入しているのですが、これが意外と復元の手間を増やしてくれました。そこで、実際の手順と、もっと簡単にできた(であろう)方法を、反省の念を込めてここに書いていこうと思います。何かの参考になればいいですが。
1.手順
まず手持ちのOSXをHDDに新規インストールし、徐々にアップデートをかけて最新のOSにする、という流れになります。我が家のケースでは、
「10.6インストール」→「10.6.8アップデート(Mac App Storeがインストールされる)」→「最新版(Yosemite:10.10)アップデート」→「バックアップデータのリストア」
という手順になります。
ここで思ったのは、10.6(SL)のメディアしかない状態だと、必ずMac App Storeの入手をしなくてはならない、ということ。ダウンロードにそれなりの時間を要してしまうため、実はHDDの入れ替えが終わってからMac App Storeが使えるようになるまで半日程度を費やしてしまいました。
ということは、最新のOSバージョン(今回のケースでいえば10.10)の復旧ディスクがあれば作業の手間はかなり短縮されるのではないか、ということが言えるわけです。以前別件でググって、Mac App Storeから入手したOSの復旧ディスクの作成方法がある、ということまでは知っていましたが、まさかこんな時に使えるのだ、とは思いもよりませんでした。
先日、Windows 10もOSXと同様のOTAインストールを採用し、OSのアップデート作業の手間は随分と減りましたが、復旧作業等のことを考えると、緊急用にメディアは作っておいたほうがよいのかな、と思いました。
2.復元作業
先ほども書いた通り、OSを最新のものにする、という作業自体はそれほど手間がかからない(時間はかかりますが)ので、まぁ片手間でも作業できるのですが、バックアップデータを復元させるのにちょっとした問題が発生しました。
メインマシン、と言いつつ、我が家のiMacにはかなりの量のメディアファイルが格納されています。音楽だけでも40GBとか、動画も昔のテレビ番組を変換した奴とか大量に入っていて、なんだかんだで使用量は1TBを超えていました。整理したり、外付けディスクやNASの導入も検討していたのですが、そもそもHDDは2TBあり、まだ大丈夫じゃね?とタカをくくっていたわけです。
で、当然復元をするデータも1TBを超える容量になっているのですが、実は我が家のTime Capsule、Wi-Fi経由でつなげていて、その状態で復元作業を開始すると、とてつもなく時間がかかりそうな予測が出ていました。ちなみに、リストアを開始してから数時間後、残り時間は550時間。20日とかですか。そんなに待ってられないです、というかかかりすぎにもほどがある(笑)。
そこから一晩寝かせておいて、再度残り時間を見ると、それでも470時間。多少短縮されたっぽいにしても、まだ1%程度の復旧率。寝かせておいた時間を12時間と想定しても、おそらく数週間単位での復旧になりそうな感じ。
そこで、Time Capsuleを直接iMacにつないで復旧、と考えたのですが、そもそも、Time CapsuleはUSB-HDDとしての機能を持っていないわけです。となると、Time Capsuleに入っているHDDを抜き出して、USB-HDDとして認識させられないか、と考えて、実際にやってみた(若干話を端折っていますが、Time CapsuleのHDDを取り出す、または交換する方法はググってみると結構出てきます)ところ、認識せず。
ということは、Time CapsuleとiMacをイーサネットケーブル経由で接続しない限り無理、という結論になるわけです。そして、このポストを書いている段階では、イーサ接続をして復元作業中、というのが今ここ、といったところです。ちなみに、作業開始から約1時間経過して、復元率は3%弱。残り時間表示は40時間。随分時間短縮できたもんです。この割合ならば、まぁ1時間で3%と考えれば、35~40時間、1~2日で終わる、と考えていいでしょう。
ただ、正直そんなに時間をかけたくない、ということもありますし、結局Time Capsuleは普段設置してある場所から移動せざるを得なくなった、ということもあり、非常にややこしいことになってしまいました。そんなことならバックアップはTime Capsuleへ、ではなく、復元作業の時間を考えると直接USBなどでつなげたHDDにとっておいたほうがよかったのかもしれない、とは思っています。
バックアップの取り方は置かれている状況にも寄るので、一概にこの方法がベスト、とかこの方法はダメ、とか言えないのですが、少なくともデスクトップ型のPCで容量もそれなりに、ということだと、NASなどのネットワークドライブにバックアップをとるのはあまりお勧めな方法とは言えないかもしれません。逆にノートPCでHDD容量も少ないのであれば、ネットワークドライブはかなりバックアップ先としては有効でしょう。
しかしまぁ、Windowsを久しぶりにガシガシ使うことになりましたが、一番ネックなのはキーボードですわね。メインのキー配列は変わらないですが、日本語と英語の切り替えや、Optionキー(WindowsでいえばCtrlキー)の場所が違っていたりするのはやっぱり面倒ですね。これはWindows 10のインプレとは何の関係もない話ではあるのですが(笑)。
そして再起動をしたのですが、一向に起動しない。グレーの画面でHDDを読み込んでいるプログレスバーが途中で止まったまま。
いったん強制終了し、ディスクユーティリティを起動(Option+Rを起動時に押して立ち上げるんですよ念のため)、ディスクのチェックをすると、ファイル階層に問題あり、というエラーが出ていて、しかも修復ができない、という状況。
とうとうHDDが逝ってしまわれたか、と考えたのですが、あらかじめHDDの状態を確認できるツールを入れていて、HDD自体に問題があったとは考えにくい状態ではありました。
そして、幸運なことに(というか当たり前なんだと思うんですが)バックアップはTime Capsule経由で毎日取っていたので、念のため新しくHDDを買い、最新のバックアップからの復元を行うことになりました。ですが、結構手間取って、しかも現段階ではまだ復元ができていないので、復元が完了するまでは久しぶりにWindowsマシン(Windows 10 on Surface Pro2)を使って作業をしています。
我が家には、OSXのメディアはSnow Leopard(10.6)しかありません。それ以降のOSはすべてMac App Storeから購入しているのですが、これが意外と復元の手間を増やしてくれました。そこで、実際の手順と、もっと簡単にできた(であろう)方法を、反省の念を込めてここに書いていこうと思います。何かの参考になればいいですが。
1.手順
まず手持ちのOSXをHDDに新規インストールし、徐々にアップデートをかけて最新のOSにする、という流れになります。我が家のケースでは、
「10.6インストール」→「10.6.8アップデート(Mac App Storeがインストールされる)」→「最新版(Yosemite:10.10)アップデート」→「バックアップデータのリストア」
という手順になります。
ここで思ったのは、10.6(SL)のメディアしかない状態だと、必ずMac App Storeの入手をしなくてはならない、ということ。ダウンロードにそれなりの時間を要してしまうため、実はHDDの入れ替えが終わってからMac App Storeが使えるようになるまで半日程度を費やしてしまいました。
ということは、最新のOSバージョン(今回のケースでいえば10.10)の復旧ディスクがあれば作業の手間はかなり短縮されるのではないか、ということが言えるわけです。以前別件でググって、Mac App Storeから入手したOSの復旧ディスクの作成方法がある、ということまでは知っていましたが、まさかこんな時に使えるのだ、とは思いもよりませんでした。
先日、Windows 10もOSXと同様のOTAインストールを採用し、OSのアップデート作業の手間は随分と減りましたが、復旧作業等のことを考えると、緊急用にメディアは作っておいたほうがよいのかな、と思いました。
2.復元作業
先ほども書いた通り、OSを最新のものにする、という作業自体はそれほど手間がかからない(時間はかかりますが)ので、まぁ片手間でも作業できるのですが、バックアップデータを復元させるのにちょっとした問題が発生しました。
メインマシン、と言いつつ、我が家のiMacにはかなりの量のメディアファイルが格納されています。音楽だけでも40GBとか、動画も昔のテレビ番組を変換した奴とか大量に入っていて、なんだかんだで使用量は1TBを超えていました。整理したり、外付けディスクやNASの導入も検討していたのですが、そもそもHDDは2TBあり、まだ大丈夫じゃね?とタカをくくっていたわけです。
で、当然復元をするデータも1TBを超える容量になっているのですが、実は我が家のTime Capsule、Wi-Fi経由でつなげていて、その状態で復元作業を開始すると、とてつもなく時間がかかりそうな予測が出ていました。ちなみに、リストアを開始してから数時間後、残り時間は550時間。20日とかですか。そんなに待ってられないです、というかかかりすぎにもほどがある(笑)。
そこから一晩寝かせておいて、再度残り時間を見ると、それでも470時間。多少短縮されたっぽいにしても、まだ1%程度の復旧率。寝かせておいた時間を12時間と想定しても、おそらく数週間単位での復旧になりそうな感じ。
そこで、Time Capsuleを直接iMacにつないで復旧、と考えたのですが、そもそも、Time CapsuleはUSB-HDDとしての機能を持っていないわけです。となると、Time Capsuleに入っているHDDを抜き出して、USB-HDDとして認識させられないか、と考えて、実際にやってみた(若干話を端折っていますが、Time CapsuleのHDDを取り出す、または交換する方法はググってみると結構出てきます)ところ、認識せず。
ということは、Time CapsuleとiMacをイーサネットケーブル経由で接続しない限り無理、という結論になるわけです。そして、このポストを書いている段階では、イーサ接続をして復元作業中、というのが今ここ、といったところです。ちなみに、作業開始から約1時間経過して、復元率は3%弱。残り時間表示は40時間。随分時間短縮できたもんです。この割合ならば、まぁ1時間で3%と考えれば、35~40時間、1~2日で終わる、と考えていいでしょう。
ただ、正直そんなに時間をかけたくない、ということもありますし、結局Time Capsuleは普段設置してある場所から移動せざるを得なくなった、ということもあり、非常にややこしいことになってしまいました。そんなことならバックアップはTime Capsuleへ、ではなく、復元作業の時間を考えると直接USBなどでつなげたHDDにとっておいたほうがよかったのかもしれない、とは思っています。
バックアップの取り方は置かれている状況にも寄るので、一概にこの方法がベスト、とかこの方法はダメ、とか言えないのですが、少なくともデスクトップ型のPCで容量もそれなりに、ということだと、NASなどのネットワークドライブにバックアップをとるのはあまりお勧めな方法とは言えないかもしれません。逆にノートPCでHDD容量も少ないのであれば、ネットワークドライブはかなりバックアップ先としては有効でしょう。
しかしまぁ、Windowsを久しぶりにガシガシ使うことになりましたが、一番ネックなのはキーボードですわね。メインのキー配列は変わらないですが、日本語と英語の切り替えや、Optionキー(WindowsでいえばCtrlキー)の場所が違っていたりするのはやっぱり面倒ですね。これはWindows 10のインプレとは何の関係もない話ではあるのですが(笑)。
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