2015年11月3日火曜日

インターネットラジオの録音に関する考察(その3:聴取・録音機能の詳細設計)

前回のポストで、ストリーミング配信ラジオの聴取・録音方法についてまとめました。で、それをもとに詳細設計をする、ということなんですが、これも前回書いた通り、バックグラウンドで必要なソフトを立ち上げるだけでいいわけです。

もうちょっと細かく言うと、
・選局する(聴取・録音するラジオ局を選ぶ)
・聴取の場合は聴取のためのソフトを立ち上げる
 #rtmpdumpだったりffplayだったり
・録音する場合は録音のためのソフトを立ち上げる
 #rtmpdump/ffmpeg

聴取するだけなら実は本当にこれでよく、局を変える時もその都度立ち上げたり終了させたり、というだけでいいんですが、問題は録音です。今聴いている局を今から録音する、というシチュエーションは現状では考えにくく(昔のFMではよくやってましたね。好きな曲が流れるまでずっと待っていて、かかった途端に録音ボタンを押したり、あらかじめ録音ボタンと一時停止ボタンを押しておき、一時停止ボタンを解除する、というアレ。懐かしいなぁ・・・)、予約録音をするのが一般的なのではないか、と思います。

すると、予約のための機構を作らなければならない、ということになります。
予約録音自体は、rtmpdumpでもffmpegでも、開始時刻を指定することができないため、アプリ内で予定時刻になったら(実際にはアプリ起動から録音開始まで若干のタイムラグがあるので開始時刻の数秒前に)起動し、そこから指定された時間録音する、というやり方で実装できそうですが、問題はその開始時刻の指定とタイムラグの調整になります(調整レベルの話は内部でごにょごにょになりそうなのでメインは開始時刻指定ですね)。

そこで、番組表の話が持ち上がってきます。
最近のテレビ(地デジ化された後のテレビ、と言い換えてもいいですが)にあるEPG、いわゆる番組表機能は非常に便利です。今何をやっているかもわかりますし、録画したい番組を選んであれこれできたり。個人的にはあれを作りたいですね。やり方がイマイチ見えてないですが。

番組表ができれば、録音のための開始時間はそこから取得できるわけですし、予約などのやり方も簡単にできるようになるはずです。ただ、これについてはおそらくすぐにリリースはできないんじゃないかな、と。だって、やり方が見えないもの。

もう一つ、予約録音に必要な事があります。PCのスリープ解除にまつわる機能です。普段から電源を入れっぱなし、画面も消えない、という状況はまぁ考えにくいわけで、スリープ解除(及び必要があれば録音作業終了後のスリープ設定)をする必要はありますよね。

とりあえず、今できる事は最低限聴取と録音の機能ですね。あとは開発言語をどうするか、というこちらの都合がありますが、まぁそれはどうでもいいことなので。

開発言語の話で一つ思い出したことがあります。最初の設計段階でスマホアプリでは再生機能のみ、としたのですが、この理由は至って簡単。容量の問題が起こるからです。

録音した音源をスマホからその都度PC側に移動させる、という作業を誰もが行うというのであれば、スマホで録音するのは結構都合のいいことのように思えます。が、普段の生活で意識的にPCへデータを移動させることは普通のユーザーはやらないでしょうし、そもそもPCを持っていないスマホユーザーもいるわけで、ずっとスマホにデータを入れっぱなしにしているということは、間違いなくストレージ容量の不足を招くわけです。

もちろん、クラウドへの移行や外部デバイス(SDカードだったりそういうの)への移動も視野に入れるとしても、それでも容量は無限にはなりえない。だとしたら、スマホでの録音は行わないほうが良い、と考えます。スマホからPC側に録画予約ができる機能が実装できるならいいですが、それって相当難しくない?


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