2015年11月3日火曜日

インターネットラジオの録音に関する考察(その4:番組表の詳細設計(仮))

本当ならラジオの番組表は後で作るつもりでいたので、現段階で書くことはなかったはずなのですが、ちょっとデザインを考えているうちにまとまった考えが浮かんだので、仮の設計をしておこうかな、と。

まずこのブログを普通に読んでいる方はおそらく日本人だと思われます。日本語で書いてるし当たり前ですかね。では、そんなあなたに質問。番組表と聞くとどんなイメージをお持ちですか?

おそらく、新聞のラテ欄と同じレイアウトのイメージなのではないかと。画面上にテレビ局が並び、下に行くに従って未来の番組になっていくものです。当たり前といえば当たり前なレイアウトですよね。新聞に限らず、テレビでもラジオ(というかradiko、らじるらじる)でも同様、局が上に来てます。

ということは、このデザイン以外ありえない、ということになりそうですが、実はそうでもないんです。海外のテレビ、しかも多チャンネルな国(アメリカとか中国とか)だと、テレビの番組表は局が横に、時間は左から右へ進んでいく、というのが多いみたいです。CSのチューナーも昔はそんなスタイルだったような記憶があります。

これはなぜか。私自身、それほど海外の事情に詳しいわけではないのでわかりませんが、おそらくは「慣れ」から来ているのではないか、と推測します。

「番組表」の画像検索をしてみると顕著ですが、日本語で「番組表」と検索をすると、基本的に(日本人には)見慣れたスタイルのアレが出てきます。では、英語で「TV Listings」「TV Schedule」と検索するとどうなるか。まぁ多彩なデザインが出てきます。

先ほど書いた、表が日本と逆(局名が左側にある)のもあれば同じのもあったり、古い新聞だと何時からどこのチャンネルで何をやるかが列記されているだけだったりとか、おそらく共通フォーマット的なものが存在しないんでしょう。

だから、日本の場合はおそらく新聞の表現方法がデファクトスタンダードになり(テレビ・ラジオ雑誌もこの表現を踏襲)、デジタル化された現在でもこの表現方法が一般化しているということは言えるでしょう。もちろん、日本人は文字を上から下へと読む習慣があるので、それに倣って造られた表現方法なのだとも考えられますし、そもそも新聞は縦長の紙面なので、それにマッチする表現方法がこれだった、とも考えられます。

逆に、海外ではそう言った新聞などでの番組表の表現方法が確立されておらず、デジタル化された段階で見やすい番組表を模索した結果、横長の画面であるテレビにマッチしたスタイルである、日本とは逆のスタイルになった、または、文字の読む習慣から考えれば右に目線を動かすタイプの方が読みやすかった、という理由があるのかもしれません。

では、私(純粋な日本人です)が作るとしたらどんなデザインになるのか。おそらくですが、どちらも採用しそうです。ユーザーに任せる部分というか。

これには理由があります。
先にちらっと書きましたが、昔のCSチューナーはいわゆる日本式ではない番組表を採用していました。日本製ですが(東芝だったかな?)。理由はわかりませんが、おそらくは、チャンネル数があまりにも莫大なため(そしてこれは現在の海外の事情ともおそらく合致すると思われますが)、「日本式」の番組表では画面に表示されるコンテンツの数があまりにも少なすぎるため、逆にしたのではないか、と思われます。

さて、ネットラジオに話を戻しますが、今回選びたい局は実はかなりの量になります。私自身は現在東京在住なので、それだけでも結構な数の局になる(radikoだけで13局、NHK3局+AFN Tokyoだけとしても)のですが、そこにコミュニティFMを幾つか加えればなかなかのコンテンツ量です。それを「日本式」で見るのが果たして見やすいのかどうか(もちろん、番組表を取得できれば、という条件はあるにせよ、radiko参加局とNHKは確実に取得できるはずなのだから)。

だとすれば、選局可能なチャンネルが少なければ「日本式」でも構わないし、多くて見にくい、となればそれ以外の方法も選択肢があっていい、という考え方はあっていいと思います。

今回は開発の中でもデザインに特化した内容でしたが(にも関わらず絵を一切掲載しないという暴挙に出ましたが)、アプリを作るときにはどうしてもこういうことも考えないといけないよね、と思い、書いてみました。今後も割とこういうデザインネタは多く書くことになるとは思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿